Yontaroのブログ

重症ウツからの脱出〜億り人へ

重症ウツの俺 旅に出る

さあ、今年こそ海外へ!

 

規制緩和が進み、渡航へのハードルも下がり、海外旅行へ行く人が増えています。

ガマンしていた分、旅の喜びは大きくなる。

 

さあ、海外へ行こう。

台湾🇹🇼

 

幻想的な夜を彩る
九ふんの灯籠小道散策と十分のランタン上げ

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どこか懐かしさを感じさせる情景が広がっている台北近郊の町・九份

クネクネと延びる商店街の路地を抜けると、海まで一望する眺めのよい石段にたどり着く。

夕方になればその両脇に真っ赤なランタンが灯り、そこはまるで、幽玄な世界。

 

台湾北部の小さな町・九份

 

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■ゴールドラッシュ時代、そして繁栄と衰退 
九份という少々変わった地名は「開墾地を9人で分けたもの」という意味で、清代の居住者はわずか9世帯ほど。

この地は寂れた土地でした。

また地名については、物売りがやってくるといつも「9つ分」と頼んでいたからこの名がついたという説もあります。


基隆河に架ける鉄道橋工事の際に渓流から砂金が発見されたことが端緒となり、1893年この地に金鉱が発見されました。

当時、台湾を統治していた日本から藤田組がやってきて金鉱採掘に取り組み、空前のゴールドラッシュが始まったのです!

その後、採掘権を引き継いだ台湾の顔家など財を成した人々が数多く登場し、活況を呈します。

ちなみに台湾に関する著作も多い一青妙さんや、歌手の一青窈さんは、この顔家の出身です。
ゴールドラッシュを迎えこの地で働く人の数はうなぎのぼりとなり、その数は3万人~5万人にのぼったともいわれています。

 

1917年にはとうとう金の産出量が最高となり、アジア一の金鉱山として栄え小さな町は食堂や映画館などさまざまな建物がひしめきあい、この地は「小香港」(リトルホンコン)と呼ばれるようになりました。

その当時の建物が現存し、今でも九份のノスタルジックな雰囲気を形成しています。
また九份では今でも「五番坑」という坑道の跡を見ることができますが、周辺には150もの坑道があり、それらをつなげると全長約600㎞の長さになったといわれています。


このように発展を遂げた金鉱の町・九份でしたが、第二次世界大戦後には採掘できる金の量も減少してゆき、ついに1971年には閉山となってしまいました。

 

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豎崎路(シューチールー)
九份の代表的風景のひとつになっている、真っ赤なランタンが続く細く長い石段。

映画『悲情城市』のロケ地となった場所としても知られています。

石段は九份の中心を南北に貫き、上部の北側から基山街、輕便路、汽車路の横道と交わっていますが、体力のある人は基山街から石段を上ってみることをおすすめします。

行き止まりに「九份小学校」があり、ここからの眺めが絶景です♪


また、基山街から豎崎路を下り、途中の輕便路と交差するあたりから上を見上げて写真を撮るのが観光の定番となっています。

おすすめの撮影時間帯は夕方から夜にかけて。幻想的なイメージ写真が撮れます。

輕便路の手前には、映画館の「昇平戲院」もあります。また石段の左右には絶景自慢の茶藝館が点在しており、中でも知られているのがランタンを掲げた「阿妹茶樓」👇

 

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阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)


九份のメインストリート・豎崎路に面した、フォトスポットとして人気が高い茶藝館。

建物の軒下にはいくつものランタンが下がり、灯りがともる頃には撮影をする人々でにぎわいをみせます。

自称、『千と千尋の神隠し』に登場する「湯婆婆の屋敷」!

建物自体はゴールドラッシュの頃の大邸宅をリノベーションしたもの。

屋上はオープンテラスになっており、海を一望する絶景が味わえます。

屋上以外の階でも、窓際席からの眺望は良好! 


・住所: 新北市瑞芳區豎崎路市下巷20號
・営業時間: 8:30~23:00(土~翌1:00)
・定休日: 無休

 

日本からのフライト時間は
台北には台湾桃園国際空港台北松山空港のふたつの空港があり、
台湾桃園国際空港へは直行便で東京(成田)から約4時間

札幌から約4時間30分

仙台から約4時間

名古屋、小松、大阪から約3時間

広島、福岡、宮崎から約2時間30分

那覇から約1時間30分
台北松山空港へは直行便で、東京から約4時間(羽田)

 

と週末旅行も可能な国ですよ。

気になる通貨は

通貨単位は台湾元。略称は元(ユェン)。ニュータイワンドル(NTDollar)、圓(ユェン)とも表記される。

口語では塊(クァイ)と呼ばれることも多い。

最近の為替レートは1元は4.5円位です。

 

さぁ、久しぶりの国外脱出に親日の国、台湾は如何ですか?